-観戦記-2019年春名古屋工業大学戦
観戦記
後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。
観戦記 名古屋工業大学戦 平成31年4月27日
at名古屋市港サッカー場
GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん
今日から新チームの実戦が始まる。今年のチームは
どの程度の力があるのか、誠に興味深い。昨年、
一昨年のチームは攻撃力に目を見張るものがあり、
総合力としても高かったと思う。
今年は主力QBとRBが卒業し、
どのようなオフェンスとなっているのか注目である。
一方、守備は正選手もかなり残っていて、
ある程度の力は予想できる。
本日は、名古屋工業大学との試合が
名古屋市港サッカー場で開催される。
名工大は一部下位に所属していて、グランパスはここ数年は
全て勝利しているが、今日はどんな内容になるだろうか。
朝から強風が吹いており、パス、キック、
パントにはかなり影響を与えそうだ。
青空の下、グランパスのキックで試合開始となった。
キックは風に乗って、遠く飛びタッチバックとなって、
名工大は自陣25ヤードからの攻撃開始となる。
名工大は簡単に攻撃を終わってパントとなったが、
逆風の中、ボールは飛ばず、グランパスは
敵陣26ヤードから攻撃開始だ。
今シーズンからエースRBとなるであろう、
RB#29鈴木君が8ヤードゲインしたがフレッシュに届かず、
ギャンブル不成功でパントとなる。しかし、名工大の攻撃は
あっという間に終わってパントに追い込まれた。
グランパスのDL、LB陣は名工大の攻撃を封鎖している。
グランパスは敵陣深くからの攻撃を、RB#29鈴木君の
ランプレーの連続でぐいぐい進み、最後は16ヤード走って
TD(タッチダウン)!
TFP(トライフォーポイント)も決まって、
まずは7-0とリードする。
RB#29鈴木
名工大の攻撃は進まずパントとなり、
グランパスは中央付近からの攻撃開始。
しかしQB#7服部君のパスはインターセプトされて、名工大を
敵陣40ヤードからの攻撃開始とさせてしまった。
しかしあまり進まず、名工大は43ヤードの
FG(フィールドゴール)を試みるも失敗する。
第2Q開始。名工大は中央付近より攻撃開始で、
RBが12ヤード走ってフレッシュ獲得するも
LB#58番君のナイスタックルがあり、
大きくロス。
LB#58番
名工大は苦しい位置からのパスを試みるも、
DB#32久保田君がこのパスをインターセプト!
グランパスは中央付近からの攻撃で、
RB#29鈴木君がボールを持つと、
上手いカットバックでタックラーを外すと、独走してTD!
50ヤード近い走りでした。
TFPは失敗するものの、13-0とリードする。
次の攻撃で名工大はWRへロングパスが決まって
大きく前進したが、パントとなる。
このパントが強風に乗って、
グランパスは自陣9ヤードからの攻撃となった。
前半終了。
グランパス新チームは、攻撃も守備も
機能していてひとまずは安心だ。
とりわけ守備陣の強さには安定感がある。
後半開始。グランパスは自陣27ヤードからの攻撃開始となる。
ランプレーでじりじり進んで、敵陣深くから
4thダウンFGを狙ったが外れる。
名工大の攻撃はあっと言う間に終わって、
グランパスは敵陣32ヤードからの攻撃。
WR#87忍田君へ12ヤードパス成功。
忍田君は期待の大型二年生で、
数少ない高校でのアメフト経験者だ。グランパスは、
K#95古谷君が26ヤードのFGを決めて16-0とリードする。
グランパスのキックを名工大は中央付近まで返すも、
DL#95古谷君のナイスタックルもあって、パントとなった。
K#95古谷
第4Q開始。中央より、二年生RB#21川野君が
8ヤード走ったが、パントとなる。
このパントがパンターの上を越えてしまい、
パントできず、名工大は敵陣18ヤードより攻撃となり
グランパスはピンチとなった。名工大は
この攻撃でFGを決めて16-3とする。
グランパスは敵陣30ヤードからの攻撃。ランプレーの後、
WR#87忍田君へ18ヤードパス成功。RB#21川野君が連続して
ナイスランで大きく前進。
QB#7服部君からWR#87忍田君へパスが通ると、
忍田君は突き進んでTD!23-3と差は広がる。
WR#87忍田
名工大は自陣30ヤードからの攻撃だったが、
進まずパントを蹴るも、強風によりボールは進まず、
グランパスは敵陣17ヤードからの攻撃開始。
WR#87忍田君へ16ヤードパス成功後、RB#21川野君が中央をダイブプレーしてTD!
30-3となった。
RB#21川野
続く名工大の攻撃は、DL#95古谷君のQBサックもあり、
攻守交替となる。
グランパスは敵陣20ヤードより攻撃。
WR#87忍田君はQB#7服部君からのパスをキャッチすると、
タックラーをはねのけてエンドゾーンに走りこんでTD!
37-3となった。
グランパスは名工大の最後の攻撃を抑えて、37-3で試合終了。
結果を見れば、一方的な試合だったが、
事実、グランパス守備陣は
かなり強力で私は一安心した。
攻撃はまだ未知数のところがあるが、
能力の高い選手がいて、今後に期待したい。
(これは観戦記ですので、データ・プレー他に間違いが
あった場合はご容赦くださいませ)